農業でよく使われる単位を覚える

初歩

はじめに

農業では例えば面積「1,000㎡」を表す場合、「10a」と言う場合もあれば「一反歩」と言ったりします。ほとんど同じ面積な訳ですが、場面によって使い分けられることがあります。そのため、それぞれの単位を頭の中で変換できるようになりながら、併せてそれぞれ使われる場面も覚えていきましょう。本記事ではよく使われる単位のみを解説しています。

会話では「一反歩」がよく使われますし、正確な情報が必要な場合は「1,000㎡」が使われれます。「10a」はその中間くらいのイメージです。場面や相手によって使い分けられるようになるとよいですね。

面積の単位

㎡(へいべい) a(アール) ha(ヘクタール) 尺貫法(≒) 備考
100,000 1,000 10 十町歩
10,000 100 1 一町歩(いっちょうぶ) 100m×100m
1,000 10 0.1 一反歩(いったんぶ)
100 1 0.01 一畝(いっせ) 10m×10m

㎡やaと尺貫法は完全に同じではありません。もし正確な値を示す必要がある場合は尺貫法ではなく㎡を使うようにしましょう。

長さの単位

尺貫法 国際単位
一間(いっけん) ≒1.82m(=6尺)
一尺(いっしゃく) ≒30.3cm(=10寸)
一寸(いっすん) ≒3.03cm

長さの尺貫法はビニールハウスやポリポットのサイズを表す時などによく使われます。「うちのハウスは4間の20間だよ」=「間口7.2m、奥行き36m、面積では約2.5aだよ」と言った使われ方です。

重さの単位

重さは少ないですが、次の2つはしっかりと覚えておきしょう。特に「袋(たい)」は対象物によって異なる値を表すものなので、厳密には単位とは言えないかもしれません。しかし、農業業界ではよく使われるものですのでしっかりと覚えていきましょう。

単位 重さ 説明
1俵(いっぴょう) ≒60kg 主に水稲(お米)の収穫量を表す時に使います。「今年は10俵獲れた」=「今年は10a当たり600kg収穫できた」
1袋(いったい) ①お米の場合≒30kg 流通が規格化された物の場合、重さを袋単位で表すことがあります。
②肥料の場合≒20kg

「袋」という単位は特に注意が必要です。梱包された一つの袋を指すものですが、肥料やお米などではほとんど当たり前のように使われます。農業で使う肥料は家庭菜園で使うものとは異なり、多くの商品が20kg単位で包装されています。しかし、石灰肥料など、中には15kgや30kg単位で販売されているものもありますので注意が必要です。

著者も以前、買おうと思った肥料が20kgと思い込んでいて、200kg必要だったので10袋注文したことがあります。そうしたら1袋が30kgの肥料が合計300kg届いてビックリしたことがありました。余計な買い物してしまったと後悔したことがあります。みなさんもご注意を!

私も以前、買おうと思った肥料が20kgと思い込んでいて、200kg必要だったので10袋注文したんだ。そうしたら1袋が30kgの肥料が合計300kg届いてビックリしたことがあったよ。余計な買い物しちゃったと後悔したことがあったなぁ・・・

その他

ポリポット

ポリポットは育苗などに使われるポリエチレン・塩化ビニール製の容器です。ポリポットは号数で表されます。この号数はポリポットの直径を寸で示したもので、例えば3号ポットでは直径約9cmであることを示します。他に、容器の高さ、色(黒や白など)、そこの穴の形状などの規格があります。

 

セルトレイ

セルトレイとは、小さいポットが連結したプラスティック製の容器で主に野菜や花の育苗などに用いられます。セルトレイ自体、概ね規格化されており水稲育苗箱にすっぽりと入るサイズ(約28cm×約54.5cm)のものが主流です(例外はあります)。セルトレイの場合、外周サイズがほぼ同じなので、その穴(ポット部分)の数で規格分けされています。野菜でよく使われるサイズは72穴、128穴、200穴、288穴などです。穴数が少ない程、一つの穴(セルと呼びます)の容量が多くなります。つまり、大きい苗を作る場合は穴数の小さいものを選択していきます。

 

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